2010年09月03日

Cape Reinga

先週土曜日、ニュージーランド北島の北端、ケイプ・レインガに言ってきました。

北島はひし形の頂点が細長く伸びたような形をしていて、その先端がケイプ・レインガです。マオリ族の人々にとって、この岬は人々の死後、その魂が集まる場所で、その魂はマオリがそこからやってきたと言われる伝説の故郷ハワイキ(現在のタヒチあたり)へ、ここから帰っていくと信じられています。

ホキアンガも北の端っこですが、それでも近いようで遠い北端まで片道200km以上。ホキアンガハーバーの南部Raweneから北部Kohukohuへフェリーで渡ってしまうと1時間以上時間を短縮でき、渡って車で約2時間でケイプ・レインガです。

ホキアンガからカイタイアまでの地図は。。。
http://www.hokianga.co.nz/Hokianga_big.cfm

相棒のPaulはほとんどニュージーランドで旅をしたことのない出不精Boy. せっかく休暇なのでとりあえず北の端っこに行きたいとのリクエストのもとに出発。90マイルビーチと合わせて、北島北部の観光スポットの一つでもあります。

途中カイタイアをすぎて最初の町、アワヌイという場所に、Kauri kingdomというカウリのクラフト工房があります。現在カウリは、屋久杉と同じように生きた木を切ることは禁止されており、swanp kauriといって、何万年も前に津波などの天災で地中に埋もれたカウリを掘り出して工芸品に加工しています。

ここで展示されている工芸品の多くは30000年から50000年前のカウリだとか。カウリガム(樹液)の中に当時の虫や葉が閉じ込められているものも展示されています。

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これはKAURI製の名付けて「Love Seat」$2000なり!!

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300万で育む愛って一体??(笑)

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こんなのも。見た目は成金くさいのですが、結構すわり心地にこだわったデザインになっています。
この他にもベッドやダイニング・テーブルなど、効果ですが結構素敵なデザインの家具がその場で販売されています。

いつかこんな家具がほしいなぁなんてつかの間の夢を見たあと、ケイプ・レインがへ向かいました。。。

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ケイプ・レインガの突端には灯台があります。駐車場からそこまでは綺麗なwalk wayが設置されていて、往復1時間ほど。道々場所にちなんだマオリやヨーロピアンの歴史を看板で親切に解説してくれています。とにかく周りは見渡す限り「蒼い空」と「青い海」。ラッキーなことに最高の天気に恵まれました。

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タスマン海と太平洋がぶつかる場所なので、それらをマオリの人々は男女に見立てて出会いの場所ともしていたそうです。

ここは東京から8475kmだとか。本当に日本が見えそうな気分になる場所です。
posted by AiAi at 18:16| オーランド ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ホキアンガ周辺の見所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月27日

Bay of Islands Overnight Cruise

土曜日の午後から、Bay of Islandsのオーバーナイトクルージングに乗ってきました。

Bay of Islands(以後BoI)は、ちょうどホキアンガとは反対の東海岸側に位置する地域にある、湾内に小さな島々が点在する地域で、ホキアンガからは車で1時間ちょっとで行くことができます。ホキアンガと比べると、海辺のリゾート地と言った感じで、北島北部では大きな観光地です。

そんなBoIでは、以前からその小島を巡ったり、イルカを見ることができる日帰りボートクルーズがありましたが、この8月から海上で一夜を過ごすオーバーナイトクルーズ(船の名前はマオリ語でIPIPIRI)が就航しました。

行程はこんな風です。

http://www.overnightcruise.co.nz/itinerary.html

船の中には30室の客室があり、Drink以外は全てツアー料金に含まれています。2階には操舵室とダイニングルーム(食堂と売店)があり、3階が寝室です。

まず船に乗ると、2回のダイニングルームでキャプテンから安全上の諸注意があります。その後鍵を受け取り各部屋へ。お部屋はこんな感じです。

Twin Bed Room Ipipiri.jpg

これはTwin Room。Kingベッド一台のお部屋もあります。全てのお部屋はシャワールーム、トイレ付き。中はとっても清潔です。

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こうやって、いつでもほしい時にDrinkを購入できます。それぞれに専用のカードが渡されるので、常にそのカードでDrinkを購入。最後に精算するシステムです。

この日お昼を食べそびれた私。お腹がすいてAfternoon Teaへ直行!おいしいマフィンとコーヒーで一服です。

Afternoon Tea 1.jpg

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そうこうしている内に出港。船はBoIの島巡りに向かいます。操舵室は前面ガラス張りなので、いつも覗くことができます。もし希望があれば、中にも自由に入って写真を撮ったりシステムを見ることができます。

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BoIは、ヨーロピアンの居住地としてはニュージーランドで特に古く、小さな島々にはそれぞれ当時の歴史的なエピソードがあります。そんな物語を船長が語りながら船が進んでいきます。

途中の島では、希望によって上陸してShort WalkやKayakを楽しむことができます。IPIPIRI号から20人乗りくらいの小さなボートを出して、陸まで搬送してくれます。

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もちろん、自由にデッキでのんびり飲んでても構いません。この日はお天気もそこそこよく、海もとっても穏やかで、何をしても気持ちのいい一日です。

Enjoy drink Ipipiri.jpg

私たちはデッキでトランプ!何年ぶりかなぁ。。トランプなんて。

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アクティビティが終わったらしばしの休息。そして夕食です。2階のダイニングルームに集ってまずは前菜から。これは写真を撮るのを忘れましたが、海老のカクテルとベジタリアンメニューから選べます。あとのメインとデザートはビュッフェ方式。好きなものをとって食べる方式です。ちゃんとしたホテルメニューです。

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本当は飲み物の持ち込みは許されていませんが、今回一緒に乗った私の上司がこの船会社のマネージャーと知り合いだったため、特別に屋久島の「三岳」(芋焼酎)を同じテーブルの皆さんと楽しみました。

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結構みんないけるクチでした。美味しい美味しいと言って大盛り上がりです!

こうやって、食事の時間は乗船した他の人たちとも仲良くなれるひと時です。特にこの日は、日本で言う「勤労感謝の日」?を含めた連休を使って、ニュージーランド国内の参加者が多かったようです。


ひとしきり飲んだ後は、最上階で星を眺めるもよし、シャワーを浴びて朝までゆっくり眠りましょう。。。

翌朝は7時から朝食。8時ごろから船はおもむろに動き出し、発着点(OPUA)へ向かいます。

高速艇でビュット島巡りも楽しいけど、美味しいものを食べ、飲んで、遊びながら島々をゆったり巡る。こんな贅沢な時間の使い方も、ニュージーランドを味わういい方法かもしれませんね。
posted by AiAi at 12:47| オーランド ☁| Comment(0) | ホキアンガ周辺の見所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

カウリ博物館

オークランドからHighway 1を北へ約1時間ちょっと行くと、西海岸側へ向かうState Highway 12に行く道とぶつかります。カウリミュージアムは、SH12を西へ30分ほど行ったところ、マタコヘと言う町にあります。

ニュージーランドでは、1800年代半ばから、ヨーロピアンの移住に伴ってカウリ製材が盛んに行われるようになりました。海に近く、カウリの資源に恵まれていたこの地域は、ヨーロピアン居住区としての歴史も古く、カウリミュージアムは当時の生活風景を見事に再現した素晴らしい博物館です。Waipoua Forest Fun Run & Walk 2009に参加して下さった日本人グループの皆さんも、オークランドからワイポウアの森へ向かう途中、この博物館を見学され、その歴史を学んでいきました。

Waipoua Forest Fun Run & Walk 2009の記事は前日の日記をご覧下さい。


カウリは、もともとマオリの人々にとってあまり有用な木ではなかったようです。戦闘用のカヌーなど、特別な用途はあったものの、巨木は実生活に必要な木材ではありませんでした。ところが、森で一番背が高くなるカウリの木々は、まっすぐ伸び、下部の枝を付け根から落とす(節を作らない)独特の性質から、ヨーロピアンの帆船のマスト材として格好の木材でした。

特に100年齢ほどのカウリは、太さも長さも申し分なく、そのまま切ってマストに使えそうです。

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この他にも、硬い材質から機器のゼンマイなども、カウリで作られました。

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カウリは日本で言う松のように樹液を出し、傷をふさぐ性質があります。その樹液のかたまり(ガム)が化石化したようなものを琥珀と言いますが、カウリの琥珀はジュエリーとしても相当の価値があったようです。カウリガムはニスや塗料など産業的用途も広く、その採集も製材業と並ぶビッグ産業でした。

はじめ人々は、樹上で固まって落下したガムを拾い集めていましたが、拾い尽くした後、今度は落下後地中に埋まっていたものを掘り起こしだしました。それもなくなったとき、人々は木に登り、傷から染み出したカウリガムを直接採っていました。この時は館長のベティさんが、その様子を直々に説明して下さいました。

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この博物館は、カウリガムのコレクションも恐らくニュージーランド一でしょう。

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中には、大昔の植物や虫が閉じ込められたカウリガムもあります。下の写真はカウリ博物館のコレクションではありませんが、、、

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30000年から50000年前の葉っぱ入りカウリガムだそうです!

こうしてヨーロピアンの到来と共に木材としての価値が急上昇したカウリは、それから100年の間に9割以上が失われ、現在ワイポウアの森を含め、4%の森が残るのみとなっています。

館内には歴代の巨木の記録(幹の太さ)も紹介されています。

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輪切りで中央に展示してある一番細いカウリは雷で倒れたものだそうで、その木を縦切りにしたものも建物一杯使って展示されています(下の写真左の展示版そのもの)。現存する最大のカウリ「タネマフタ」は輪切り板の次のサイズ。歴代の巨木の半分以下?かも。

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この他、実際伐採に使用された重機や当時の人々の生活風景などが見事に再現されています。その多くが地元から寄贈されたもので、重機のメンテナンスも地元ボランティアが行い、まだ使おうと思えば十分動くそうです!実物展示に徹し、最新の展示技術(グラフィックなど)を使用していないところに、この博物館の魅力が詰まっている気がします。

「伐採」の現実と、その裏側で懸命に生活を営んできたヨーロピアンの歴史がここにはあります。ワイポウアの「森とマオリの文化」と共に、ノースランド地方の貴重な歴史の一ページです。

Kauri Museum
http://www.kauri-museum.com/

posted by AiAi at 12:03| Comment(0) | ホキアンガ周辺の見所 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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